私がうさみみ魔法少女!?(仮)
それから数分後。
「――はい、出欠確認終わり。 みんなちゃんと来てるね、偉い偉い!」
にこりと笑い、話を続ける先生。
「あ、そうそう! 今日は、皆さんに転校生を紹介しまーす」
へぇ、深雪が言ってたの、本当だったんだ。
「え、本当!?」
「こんな時期に?」
「転校生じゃなくて転入生じゃね?」
教室がざわめく。
「静かにしてください。 それじゃ……熊井さん、入ってきて」
先生が扉に呼び掛けると、扉が開いた。
そして、女の子が教室に入って来た。
茶髪のセミロングで、丸い目の女の子。
へー、あの子が転入生かー……。