私がうさみみ魔法少女!?(仮)

それから数分後。

「――はい、出欠確認終わり。 みんなちゃんと来てるね、偉い偉い!」

にこりと笑い、話を続ける先生。

「あ、そうそう! 今日は、皆さんに転校生を紹介しまーす」

へぇ、深雪が言ってたの、本当だったんだ。

「え、本当!?」

「こんな時期に?」

「転校生じゃなくて転入生じゃね?」

教室がざわめく。

「静かにしてください。 それじゃ……熊井さん、入ってきて」

先生が扉に呼び掛けると、扉が開いた。

そして、女の子が教室に入って来た。

茶髪のセミロングで、丸い目の女の子。

へー、あの子が転入生かー……。
< 8 / 22 >

この作品をシェア

pagetop