彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)




「れ・・・2号さん、3号さん、4号さん、5号さん!?」



本名を言いかけて、設定を守った呼び名で言い直す。



「凛たーん♪瑞希、落さず走れよ~?」

「凛ちゃんは出来る子だって、3号ちゃんは信じてるわよー!」

「さっさとエンジンをかけろ、グズめ。」

「わはははははは!!久々の走り・・・・たけるぜ!!」



目に映ったのは、それぞれの単車にまたがる先輩達。

思わず出た一言。




「カッコいいバイクですね・・・・!」




自然と目が向いたのは、彼らが乗っていたバイク。

1人が1台にまたがっていた。



「お!?そうだろう!?」

「でしょう!?でしょう!?」

「わかってるじゃないか。」

「わははははははは!!」



私のコメントにお兄さん方は、得意げな顔になる。

それで私も思わず、ジッと見てしまった。



「瑞希お兄ちゃんのバイクはよくわかってますが・・・みなさんのはあまり・・・烈司さん以外は、初めてですね?」

「凛、烈司の見たことあったか?」

「失礼だぞ、瑞希!ポリからまく時に、助けてやっただろう!?」



キョトンとする瑞希お兄ちゃんに烈司さんが、ムッとし顔で言う。



「オメーが凛たんとツーショットしたいからって言うから、頑張ったのによ~その恩を忘れやがって!」

「わ、忘れてたわけじゃねぇーよ!抜け落ちてたんだ!」

「オメーは!俺がやったバンダナも、凛たんにやるしよー!薄情だぞ!?」

「ああ、ごめんなさい!それは僕が悪いです!お兄ちゃんを怒らないでください!」

「何言ってんだ、凛たん?全然、凛たく悪くねぇーし。烈司さん、凛たんをお怒ってるわけじゃねぇーから。瑞希に薄情言うけど。」

「オメーも俺のこと言ねぇーぞ!?凛には甘すぎだろう!?」


「凛たん、2号さんのバイクカッコいいだろう~?部品、オリジナルんなんだぜ?」

「オリジナル?」


「って、聞けよテメー!?」



瑞希お兄ちゃんをスルーするのは気になったけど、烈司さんの説明も気になった。

コラッ!と怒る瑞希お兄ちゃんを無視して烈司さんは言った。


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