カラダだけの関係~冷血上司の惑わしの束縛~
彼の望む言葉を言うと、私の中で蠢いていた指が引き抜かれて、そのまま指よりも質量のある彼自身が侵入する。



甘い声が響き、淫猥な水音が欲望を助長した。



スーツの下に隠れた筋肉質な腕に抱かれて淫らな自分を見せる。



また、恥かしい姿を晒してしまった・・・



絶頂の後は必ず深い自己嫌悪に陥る。
心の中では、カラダだけのHに溺れる自分が許せないんだと思う。



「凹んだような顔して、仕事でミスでもしたのか?」


「べ、別に…」


ピロートークを最初に切り出すのは決まって悠来。


私は聞き役に徹する。



悠来は私に腕枕をしながら空いた手を頬に優しく滑らせる。



このまま時間が止ればいいのに…


時間は無情に時を刻み、朝がやって来る。






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