家族になる方法
あたしは
菊池海麻(キクチミマ) 13歳の中学2年生
あたしの両親は離婚するらしい
そしてあたしはお母さんに捨てられたらしい
その原因は...
....あたしにあるの
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今から1年前のこと
あたしは中1の頃から
同級生の子からいじめられてた
同じクラスにある人気者の子がいて
その子はトオルくんっていう男の子。
あたしはトオルくんが....好きだった
ある日あたしはトオルくんに告白した
『トオルくん!あたし、あたしね?トオルくんのことす....好きなの....』
でも答えは....
『ごめん。俺、ユキが好きだから』
即だった
ユキ…あたしの親友
それがもっとショックだった
次の日、学校へ行くと
『トオル♡海麻』
『ラブラブ~♡』
黒板に大きく書かれていた
『あっ海麻だぁ!』
『海麻ってトオルくんのこと
好きだったんだね!』
『....え?』
なんで、なんでみんな知ってるの?
あたしだれにも相談したことなんて....
....あ。あった。
ユキ。あたしの親友だ
ユキにはなんでも言ってたし
本当に大好きだった
でもまさか....ユキが言ったなんて....
信じられない
あたしは怒りが芽生えた
ガラガラッ
『みんなおはよ~♪』
さっそくユキが来た
カッとなってあたしは
『ユキ!あんたでしょ!このことみんなに バラしたの!』
『....え?なんのこと?』
『この黒板のことよ!』
あたしは黒板を強く叩いた
『なにこれ....?あたしバラしてないよ!』
何?嘘つくの?ユキ以外に知らないんだよ?
『本当だよ?あたし達親友じゃん!そんなこと絶対しないよ!あたし。』
『いつまで嘘つくのよ!最低!絶交!』
『嘘じゃない!嫌!本当なの!本当n』
『最低女!』
ユキだけは信じてたのに
ユキだけは親友だと思ってたのに
あたしは教室を出て廊下を走って
保健室のベッドにダイブした
先生は授業いけというが、あたしは
無視して泣き続けた
『なんかヤバイことになっちゃったね』
『うん、まーあたしらだってバレてないし』
『『アハハッ』』
そんなことを言う人がいることも知らずに。
翌日。
おはようも言わず教室に入った
黒板にはまた書かれてた
またというよりエスカレートしている
【トオルと海麻カップル♡】
【トオルが可哀想wwww】
【イケメン夫トオルとブス妻の海麻】
涙をぐっとこらえた
こんなのじゃトオルくんにも申し訳ないよ
あたしがボーっとしてると
誰かが叫んだ
『あ、ユキ!おっはよぉ♪』
あたしはハッと振り返った
そこいたのは、いつもの美人顔ではなく
目はパンパンに腫れて
濃いクマができていて
髪の毛はボサボサの ユキ。
あたしは睨んだ
辛いのはあたしだよ?
なんでユキが辛そうにしてるの?
被害者はあたし。あたし!
『ユキひどい顔!どうしたのぉ?』
『昨日のブス妻の件でしょぉ?』
『あ、きっとそぉだね〜』
そうやって話すのはアミとサヤカ。
女子のリーダー的存在
いつも悪口ばかり言ってる
『アミ、サヤカ… あたしは大丈夫だよ』
ユキが言う
『大丈夫じゃないっしょ〜』
『大丈夫じゃないって顔シテルもーん』
ウザイ。
なんでユキの味方すんの?
『大丈夫だって。それより…海麻の心配してあげて?あたしより辛いのはきっと海麻だから』
『ユキあんた何、いい子ぶってんの?』
あたしは思わず口に出た
『あんたさ、何被害者ぶってんの?あたしより辛いのは…ってあんたがなんで辛くなる必要があるんだよ!あたしの気持ちわからないくせに。あたしをこんなに傷つけたのはユキなのに。』
感情の全部が溢れてくる
ユキのせいでなんであたしが…?
『わあ、ヒドーイ!』
『ユキがバラしたなんてまだわかんなじゃーん 最低はどっちだってのぉww』
『アミ、サヤカ。もういいよ大丈夫』
なに、なに?あたしが悪いわけ?
『みんなー!聞いてー?このブス妻さん、自分が勝手にトオルに告白してそれがバレたからってそれをユキのせいにしてるんだよ!しかも最低女扱いー!』
『あたしらがユキを心配してたらユキはブス妻を心配してあげてとか優しいこと言ってるのにブス妻はあたしをこんなに傷つけたのはユキだって言い張ってるし!キモ〜』
『は〜?マジマジ〜?』
『最低女は海麻だろーww』
『このクラスから出てけよ!』
『でーてけーでーてけー』
何が起こってるかわからなかった
そして先生が来た
『コラ!お前ら何やってる!大丈夫か?海麻』
みんなはチェ〜って言って席に座った
先生はあたしの親に事情話して
お母さんとお父さんが迎に来た
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この出来事から
お父さんとお母さんの喧嘩が続いた