White Magic ~俺様ドクターの魔法~
「あ~束ちゃん、かわいそ~」
「何それ?束村の味方なわけ?」
「だってさ、かわいそうやもん」
「へ~」
少し、上から目線にし、頷きながらする表情・・・やばい!何かを企んでる顔だ。
「な、なに?」
「束村が好きなんや」
「は?好きじゃないし」
あっ、わかった!私に自分のことを好きって言わせるつもりなんやな。
「じゃぁ、誰が好きなん?」
やっぱりキタ―――!
「瞬さんに決まってるやん」
耳元で少し色っぽく言ってみると、彼の顔が一気に赤くなるのがわかった。
「えっ?」
私の予想外の反応に、彼は目を丸くしていた。
よしっ!勝った!
「ふふふっ」
ソファから立ち上がり、キッチンの方に逃げる私に向かって、「睦美、お前ずるいぞ!」と笑いながら言っていた。