甘いヒミツは恋の罠
「それで? 人の空いたスケジュールに運良く入り込んでまで、僕に話したかったことってなに?」
大野が嫌味を含んで言うと、葵が少しムッとした表情に変わったが、そんな態度を取れるのも今のうち、と言わんばかりにニンマリと笑った。
「いいもの手に入れたの、見たい?」
「見たい? じゃなくて僕にそれを見せたいがためにここへ来たんだろう? もったいぶらないでくれるかな」
「なによもう、あなたってほんと面白くない男ね」
ぶつぶつと文句を言いながら、葵がテーブルの上にケースを乗せる。暗証番号を合わせてカチャリとケースが開くと、大野は息を呑んで目を見開いた。
「こ、れは……」
「ね? すごいでしょ?」
驚く大野を見て、葵が得意げに笑っている。
大野が嫌味を含んで言うと、葵が少しムッとした表情に変わったが、そんな態度を取れるのも今のうち、と言わんばかりにニンマリと笑った。
「いいもの手に入れたの、見たい?」
「見たい? じゃなくて僕にそれを見せたいがためにここへ来たんだろう? もったいぶらないでくれるかな」
「なによもう、あなたってほんと面白くない男ね」
ぶつぶつと文句を言いながら、葵がテーブルの上にケースを乗せる。暗証番号を合わせてカチャリとケースが開くと、大野は息を呑んで目を見開いた。
「こ、れは……」
「ね? すごいでしょ?」
驚く大野を見て、葵が得意げに笑っている。