甘いヒミツは恋の罠
「皆本さんって、その……前からお名前だけは伺ってたんですけど……実際、綺麗な人で……一瞬、本当にデザイン部の人なのかなって……」
「え……?」
「い、いえ! その、デザイン部って私みたいに地味めな人が多いし……すみません、変なこと言って……」
結衣はそう言って何度もペコペコと頭を下げた。
「いいんです、いいんです。あの、ところで今日は店長はいらっしゃらないんですか? 売り場に行く前に挨拶したいんですけど……」
紅美は、あまりにも腰の低い先輩に困惑しながら話題を変えようと、店長のことを尋ねた。
「朝比奈店長は、午前中は外出してるはずです。午後になったら戻ってくると思います」
「そう、ですか……」
朝比奈翔に会いたい気持ちが一瞬で萎んでいく。けれど、午後になれば戻ってくるということは、今日中には顔を合わせられるということだ。
「え……?」
「い、いえ! その、デザイン部って私みたいに地味めな人が多いし……すみません、変なこと言って……」
結衣はそう言って何度もペコペコと頭を下げた。
「いいんです、いいんです。あの、ところで今日は店長はいらっしゃらないんですか? 売り場に行く前に挨拶したいんですけど……」
紅美は、あまりにも腰の低い先輩に困惑しながら話題を変えようと、店長のことを尋ねた。
「朝比奈店長は、午前中は外出してるはずです。午後になったら戻ってくると思います」
「そう、ですか……」
朝比奈翔に会いたい気持ちが一瞬で萎んでいく。けれど、午後になれば戻ってくるということは、今日中には顔を合わせられるということだ。