何度でもキミに初恋を
親指
翌朝、私の目はぽってりと腫れていた。


ママにばれないように、そっと保冷剤を取りに行くと、まぶたに乗せる。


『あ、気持ちいい』


私は決意する。
剣人に、
『どうして冷たくするの?』
って聞くんだ…。



剣人の気持ちがわからなくて、つらい。

剣人と話せないと、楽しくない。

剣人がそばにいなくて寂しい。


ちゃんと言うんだ。



『いってきます!』

私は元気よく家を出た。
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