何度でもキミに初恋を
準備も一段落したので、俺と篤史は職員玄関前の階段に座って、紙パックのコーヒーを飲んでいた。



廊下でも、階段でも、学食でも、グラウンドでも、渡り廊下でも、俺は無意識にすずを探している。


すずが、また何かに困ったり、怖がって泣いてないかと心配をしている自分がいる。


それが、幼馴染みだからなのか、すずが人一倍バカで泣き虫で頼りないからなのか、わからないけど。


てか、別に俺じゃなくて、あのフェミニン先輩に助けてもらえばいいか…。

くそ…。




『あ、すずちゃん!』
篤史が言うので、

『2回もひっかかるかよ』

と篤史の頭をはたこうとすると、



『あ、篤史くん…と剣人』

本当にすずがいた。



すずの横には、あのフェミニン先輩がいる。


フェミニン先輩が俺たちを見て、
『あ、先に行ってるから』
と行こうとする前に、

俺はすずの脇を通って、校舎の中に入ってしまった。


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