何度でもキミに初恋を

半分、ほっとして、
半分、がっかりする。


『おい、剣人っ』




篤史に呼ばれて我にかえると、上半身がまだ裸だった。


女の子たちは、キャーキャーと騒いでいる。


はぁ…
俺は何をやってるんだ。


『剣人さぁ…』

『なんだよ』

誰のせいでこうなったと思ってんだよ。
シャツを着ながら
俺は篤史をにらむ。

『すずちゃんとなんかあったわけ?』

篤史は気にもせず、続ける。

『なんもねーよ』

『じゃあなんで意地悪してるんだよ』

『意地悪なんてしてねーよ』

『意地悪じゃないなら、なんなわけ?』



そんなの…
そんなの俺が一番知りたい。





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