青春時代！

ｶﾞﾀｯ


「藤田道(ふじた みち)です☆卓球部希望です！みんな、よろしくっ！」


「み、道！！？」


やばい、思わず声が！


「愛～！お久しぶり☆」


白くて身長の低めの彼女は道！

メガネっ子で、茶髪のおだんごがチャームポイント。


小6の時 1番と言っていいほど仲良かった！！


嬉しすぎる！！




でも....っ、確か道も....



嵐のこと








ｶﾞﾀｯ


「井野嵐ですーバスケ部希望でーす。みんな、よろしく！」



だるそうにしてる....

嫌なくらい、変わってない。



てか、バスケ部希望多くね....！？




私、まだ希望って言えてないのにィィ～




「それでは、希望どうりではないのは....高橋、井野....橘は？」


「あっと....私もバスケ部希望です！」


先生、怖い。(2回目)



「あ～....譲ります。」

え、嵐！？


「了解、他に希望は？」


「んー....じゃあ、剣道で。」


先生が黒板に井野･剣道と書いていく

嵐、今だけはサンクス。


ｺｿｯ
「愛、やっぱ空目当てっしょ？」


「ら、雷！なんでそれ知ってっ....///」


「譲る～って言いたいところだけど、今回ばかりはごめん！」

胸の前で手を合わせる雷


そんなに大事な理由が....？


「お願い、愛。今回だけは、譲って....！」


雷が涙目に見えたのは....気の所為？


「分かった！仮にしとくよ？雷！」



その瞬間 雷の顔がﾊﾟｧｯと輝いた


「ありがとうぅぅぅ～！愛！」


ｷﾞｭｳｳｳｳっと抱きしめられる

またほのかに石けんの香りがした



「じゃあ。橘は....サッカーで」



あーまーりーもーのー。
そして



あのチビ二宮いるじゃん(ﾟﾛﾟ)


でも、譲ったのは私だし....。



いっちょ、頑張りますか。