青春時代!



バイバイまたねと手を振って


不安で重たくなった体をひきずり



ドアを開けた




一気に静まり返る教室。


隣のここちゃんと雷のクラスも静まり返った。




部員、多過ぎるぅぅぅ。
1年だけなのに、30人くらいいる。
しかも、他小ばっかで全然知らないし!
どどどどうしようー....。



若いかっこいい先生に(顧問)

「サッカー部のマネージャーさん?」


と聞かれ


「は、はい!」


そう答えたと同時に




「バスケ部じゃないんですか?」







右手ではーい。と手を挙げて


左手で頬杖をついたやつ。



生意気なドチビ。




「に....二宮....っ」






「なに?光と知り合い?」


先生がふざけて言う



ザワッ



「知り合いも何も....っ」



苦過ぎる初恋の人....。



ボッ

何故か私の顔が真っ赤になった


「え?まさかそーゆー関係?」




「ちっ....違います ! ///」

勘違いされるぅぅ!

それに、大勢の前で、こんなに見られて....


クラッ



「知り合いって、元小が一緒なだけ。


それより速く自己紹介してよ」




立ちくらみから、

ザワザワ教室のどよめきから



開放された。




二宮....変わってないよね、ほんと。




「えっと....橘 愛です!1年E組です!

サッカー部のマネージャーやらせて

もらいます!!よろしくお願いします!」



「よろしく~!」


ホッ


良かったぁぁ....。



そして30分くらいで説明は終わり、


部活説明会も幕を閉じた。
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