青春時代!

「雷」のような




最近さ、

龍のこと好きな実感がわきまくってる。


愛は二宮をゴールに決めちゃったみたいだし。

でも、





たまにたけの顔が浮かぶのは


なんでだろう??




それより!

花火大会楽しみだなぁぁ!



「あ、もしかして、高橋?」

「あれ、…上野遥?」

中庭で1人の私に声をかけてきた意外な人


「恋する少女みたいな顔してんね?」


タオルを片手に汗をふく


「してないし…」

「龍とハッピーエンドなんだって?」


「…」

「俺達のおかげですよね?

ほら、枕投げ!」


ニカッと笑う彼


「…」

「なんか答えよーぜ?」


「…答える返事がない」


「たけくんはいいの?」

ズキッ



『高橋!』

脳内に色んな場面のたけが浮かぶ


あの夜の綺麗な泣き顔も



「何言ってんの、いいに決まってる、じゃん」


「あとにのから聴いたけど俺らも花火大会参戦するから、よろしく」


俺、ら??


「じゃあ、練習あるんで」



疫病神だな、あの人…。





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