幸せにする刺客、幸せになる資格
すると、向こうから"何立ち話をしておるんだ?"と蜂矢のお爺ちゃんが来て、お婆ちゃんと一緒に誠さんは挨拶をし、収穫の時には必ず手伝いに行くと約束し、紗英さんとともに車に乗って帰って行った。
「私もそろそろ、失礼します。お爺ちゃんもお婆ちゃんも、無理なさらないでくださいね」
『ありがとな。でもそう言うくらいなら、今度手伝ってくれ』
お爺ちゃんにそう言われてお婆ちゃんに"亜香里ちゃんも仕事があるでしょ"と言われた後、
『別に、来なくてもいいでしょ。用事があれば、こちらからまた連絡しますから』
「いえ、そうは参りません。こちらも、仕事ですから」
そう言うと、ノリさんと目が合った。
久々にまともに視線を感じた気がする。
すぐにノリさんは私から視線を逸らした。
私は深く一礼をして、その場を去った。
あの目を見る限りは・・・きっと心を閉ざしている部分があるように思った。
でも、私に、それを開く自信はなかった。
「私もそろそろ、失礼します。お爺ちゃんもお婆ちゃんも、無理なさらないでくださいね」
『ありがとな。でもそう言うくらいなら、今度手伝ってくれ』
お爺ちゃんにそう言われてお婆ちゃんに"亜香里ちゃんも仕事があるでしょ"と言われた後、
『別に、来なくてもいいでしょ。用事があれば、こちらからまた連絡しますから』
「いえ、そうは参りません。こちらも、仕事ですから」
そう言うと、ノリさんと目が合った。
久々にまともに視線を感じた気がする。
すぐにノリさんは私から視線を逸らした。
私は深く一礼をして、その場を去った。
あの目を見る限りは・・・きっと心を閉ざしている部分があるように思った。
でも、私に、それを開く自信はなかった。