幸せにする刺客、幸せになる資格
大和は自分じゃなくて、僕に対して"良かったね"と言った。
子供は親のことを見ていないようで、実は凄く見ているんだなと、この時はっきり分かった。

子供に自分の恋愛を応援してもらえているのも、小さな幸せだ。

早速その後、紗英に連絡をして相談をした。

その結果、3月は会社の決算もあるから、4月に入ってからの方がいいという結論になった。

けじめとして、亜香里と入籍する前に、親に会っておこうと決めておいたところ・・・
3月下旬になって健吾から連絡が来た。

5月下旬に教師時代の教え子だった玲奈(レナ)ちゃんと結婚式を挙げると言う。
"公にはしないので少人数の小さいものだけど、お前に合わせて摘果の前にしたから、絶対来いよ"と言われたので、そこに合わせて東京で僕の両親に亜香里と大和を会わせよう。

そう決めた僕だった。
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