私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~

「それは、凄いですねぇ~」

大好きなデザートを作れるのも凄いのに賞とか取るなんて…どんな人だろうか?

興味津々になる瑠奈。
会ってみたいと思った。

そして、次の日
いよいよ…彼に会うことに。

確かにイケメンパティシエと言われるだけあってカッコイイ。

噂を聞きつけた女性客もたくさん訪れ大賑わいだ。
(凄い…)

もちろん腕も手際よく美味しそうなケーキをいくつも作って行く。

「うわぁ~美味しそう。このケーキ食べてみたい…あ、こっちも」
自分好みのケーキもいくつかあって夢中になってしまう。

「フフッ…ありがとう。」
ニコッと微笑む皐月さん。

なんて素敵な人なんだろう。
うっとりと見惚れてしまった。

夜は、ママにその事を話す瑠奈。

< 56 / 243 >

この作品をシェア

pagetop