赤い流れ星3
美幸がシュウに告白…?
そして、シュウがそれをOKしただって?



「そ、それは本当なのか!?」

「本当に決まってるじゃない。
私が、そんな嘘吐くと思う?」



大河内さんは、目を丸くして俺の方を見た。
俺だってまだ信じられない。
野々村さんと目が合うと、彼女は小さく頷いた。
どういうことだろう?
俺や大河内さん程は驚いていないみたいだ。
まさか、あらかじめ相談でも受けていたのか?
シュウに告白することを…



「野々村さん…今夜、もし時間があれば、また三人で会いましょう。」

俺は、小声で野々村さんにそう言った。



「は、はい。」

それにしても一体どうしたんだろう?
環境が変わったせいで、美幸も開放的な気分にでもなったんだろうか?



(あ……)



ってことは、野々村さんも?
野々村さんもここの環境によって、気分が変わってあんなことを…?



さっきのことを思い出すと、柄にもなく照れてしまう。
告白なんて、今まで何度も受けたのに…



(そうだよな…なんで野々村さんの時だけ、こんなに動揺してしまうんだろう?)



その理由がわからない。
わからないことで、俺の心はさらにざわめいた。
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