赤い流れ星3




(兄さんと野々村さん……)



こっちに帰って来て、着いてから食事に行って…
ようやく家に帰って来た。
けっこう長い旅だったよ。



その間中、ずっと頭の中を回ってたのが、兄さんと野々村さんのこと。
シュウさんが、おかしなことを言うから、なんかすごく気になっちゃって…



「……どうした?疲れたのか?」

「えっ!?あ、あぁ…まぁね。」

「さっさと風呂に入って、早めに寝とけよ。
明日から仕事なんだからな。」

「うん、わかってる。」

私はとぼとぼと浴室に向かった。



そういえば、タカミーさん避けの作戦のことは、シュウさんが兄さんに言ってくれるんだろうね?
それとも、私に言っとけってこと??
とりあえず、野々村さんには私が伝えないといけないかな。
シュウさんは、野々村さんとは連絡取ってなさそうだし。



うん、野々村さんに伝えるのは別に良いんだよ。
でも、兄さんにはなんか言いにくい。
私の考え過ぎかな?
シュウさんに伝えるように言われたからって、ささっと話してしまえば良いのかな?



なんで、こんなに言いにくいんだろう?
あ、そうだ!シュウさんと付き合ってるのは、タカミーさんを避けるためだってことも言わなきゃいけない!
私はお風呂に浸かりながら、いろんなことに頭を悩ませた。
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