赤い流れ星3
おかしなものだ。
今まで付き合った女性には、特にその人のことを知りたいなんて思わなかったのに、どうしてひかりのことは気になるんだろう。



初めて会った時から、妙に気になって…



あぁ、そうだ。
それは、ひかりが今まで身近にいたタイプとは違うからだった。
だから、気になるし、調子も狂う。
最近は慣れては来たが、それでもまだどこか変だ。



そういえば、誰かが言ってたな。
運命の相手とは、会った瞬間にわかるとか、妙に惹かれる、とか。



(なんだ?ひかりが俺の運命の相手だとでも言うのか?)



「馬鹿な…」



なんだか気持ちがざわついた。
俺らしくない。
ひかりはいつもこんな風に俺を動揺させる。



なぜなんだ!?



その時、カズからのLINEが届いた。



『今、タカミーからLINEが来た。
シュウのことも俺のことも、大っ嫌いだそうだ。』

『俺にも来たよ。
もうこれで大丈夫そうだな。』

『いや、まだわからないぞ。
注意しとかないとな。』

『えー、大っ嫌いだって言われたんだぜ。
さすがにもう大丈夫なんじゃないか?』

『でも、諦めるとは言われてない。』



カズの奴、えらく用心深いんだな。
なんだかちょっと意外な気がした。
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