Only
「でも俺、輝がマネージャーになってから少し身体柔らかくなったわー」
「でしょっ??感謝してよねー」
「強引だけどな…」
なんだかんだ言って、この部活は楽しい。
…光の視線が怖いときもあるけど。
家に帰って。
明日の合宿の準備をしていると。
コンコンッとドアを叩く音がした。
「はい?」
「…俺。開けるぞ」
そう言って光が部屋に入ってくる。
…あたし今、返事したっけ?
ノックの意味ある?
「どうしたの?」
「…お前、本当に明日行くのかよ」
あたしのボストンバッグを見ながら言う光の顔は、すっごい不機嫌。
…閻魔様再び。
「行くよ?マネージャーだもん、仕方ないじゃん」
「…やめとけよ」
「…何で?誰よ、マネージャーになれとか、意味不な事言ったのは」
「…あれは、仕方ねぇんだよ」
…あたしだって。
マネージャーになれて嬉しかったよ。