Only
あたふたする輝。
そんな姿も俺を縛りつける。
「お前、誰の許可貰って大地と一緒に帰ってんだよ」
お前は俺のもんなの。
俺を一目惚れさせた責任取れ。
「なっ…別にあんたに関係な…」
「お前は俺のマネージャーなの
他のやつとイチャイチャすんなっつってんの、アホが」
それでも輝はキョトンとしたまま。
…コイツ…
鈍感すぎんだろ…
ぜってー俺の言いたい事分かってねえ。
「お前な、サッカー部のマネージャーって誰でもできる訳じゃねーんだぞ?」
「う…ん、知ってるけど…?」
「じゃあその意味くらい分かんだろ」
気付け。
俺の気持ちに。
輝の唇にキスをした。
俺の、初恋の人に。
…ファーストキス。