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警察庁
石井は磯山から言われてもそれらしき人物をすぐには思いだせない。
警察で最高権力者といえば、警察庁長官か警視庁の警視総監だ。
どちらかが革命を起こそうと企てれば可能性がある。
だが、両者とも総理大臣から任命された叩き上げの警察官だ。そのような事は絶対しない人物だ。後考えられるのが、実戦部隊を持っている警視庁の機動隊の司令官だ。

「警察機関は完全に政府からコントロールされていますから、革命を行うのは無理です」

「だけで犯人はそれをやろうとしてます。
今、じっと我慢して、犯人の動きを見ることが重要です。必ずヘマをします。石井さんが言っていたように『犯罪者は必ず1%以上のミスをする』これを信じましょう」

「そうですね」

結局、磯山と話しても犯人にたどり着くことは出来なかった。

無事、石井と磯山は警察庁にたどり着いた。
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