アバター
高校生 由香
高校1年生の白鳥由香は携帯小説にはまっている。
学校でも机の下に隠して、いつも読んでいる。
学則で携帯は禁止になっているが、進学校でもないし先生も厳しく言わない。
テストで35点以上取って、出席日数の3分の2以上出席すれば難なく進級、卒業ができる。

教室は、深夜のバイトで疲れて寝ている者。

メールを打っている者。

漫画を読んでいる者。

先生は坦々と黒板に何かを書いているだけだ。


「ピンポンパンポン…」昼休みのベルがなる。

先生がさっと教本を片付け教室を出る。

生徒は礼もせずそのままの状態だ。
< 8 / 216 >

この作品をシェア

pagetop