銀魂 〜高杉と銀時〜
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「急げ!!鬼兵隊の船はすでにでている!!」

「ちょ、副長!!船でてんのにどうしろって言うんですか!?」

「あ……」

「副長?」

「どうすりゃいいんだ?」←何も考えてなかった

「副長ォォォォ!?」

「安心しなぁ。鬼兵隊の位地はGPSで特定してる」

「沖田さん…」

「後は、バズーカでドォォンと…」

「死ぬぅぅ!!旦那が死ぬぅぅ!!」

「ちょっとぉぉ!!みなさん何気にパニックになってるんですけどぉ!?」


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「晋助………いいでござるか?」

「何がだ…」

「この男………」

「言ったろ…決めたことだ…」

晋助と万斉は月明かりの下で話をしていた

「これで終わりにするでござるか?」

ベベン

万斉はそう言って三味線をならした

「あぁ…未来も過去も関係ねぇ…終わらせる…」

ベベン ベン

高杉も三味線をならした
「晋助………まだ迷いもあるんじゃないでござるか?」

「あ?」

「音がおかしいでござる…クラシックだが……悲しみが見え隠れしてるでござ…」

ヒュン!!

万斉が言い終わる前に高杉は短刀をなげた

「なら……今日は俺の歌にはノれるか?」

短刀は万斉のすぐ後ろの壁に突き刺さり、頬から血が滲みでていた

「悲しみのあるクラシック……いい歌じゃねぇか…」

「………」

「なぁ…?」

「お前の歌にはソコの白夜叉がノってくれるでござる」

万斉は立ち上がり、入り口に向かった

「晋助……1つ言っておくでござる…」

「?」

「お前は『終わらせる』のではなく、『終わらせたい』んじゃないか?………逃げてるだけでござる……」

パタン…

「……ふん……逃げる……ね…」
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