泡影の姫
昼の街中、特に休日は人々の活気と喧騒がごちゃ混ぜで、私はあまり好きじゃない。
同じ街なのに、夜とはまた違った姿で行き交う人を迎えている。
そんな不思議な心境にかられるのは、今日私がここに来た目的と関係しているのだと思う。
彩愛さんに会いたい、と私が湊に話したのはつい先日のこと。
少し悩んだ後で、湊は彩愛さんのケータイの番号を教えてくれた。
二人で会うことを許してくれるくらいには、湊は私のことを信用してくれているのかもしれない。
それが、少しだけうれしい。
だけど彩愛さんは何度かけても電話に出てくれなかった。
折り返しかけてくれることもなかったので、留守電に伝言だけ残した。
返事はなかったし、だから今日来るという保証もなかった。
そもそも嫌いだと目の前で暴言を言い放った私と会ってくれるのか疑問だ。
私なら初対面で大っ嫌い発言をする人間にわざわざ会おうなんて思わない。
それでも、湊という存在を間にはさめば会えるのではないかと思う。
会って、どうするかなんて特に決めていない。
来てくれる期待半分と、
来ないかもしれない不安半分。
そんな気持ちを携えて私は今日、駅前でずっと待っている。
同じ街なのに、夜とはまた違った姿で行き交う人を迎えている。
そんな不思議な心境にかられるのは、今日私がここに来た目的と関係しているのだと思う。
彩愛さんに会いたい、と私が湊に話したのはつい先日のこと。
少し悩んだ後で、湊は彩愛さんのケータイの番号を教えてくれた。
二人で会うことを許してくれるくらいには、湊は私のことを信用してくれているのかもしれない。
それが、少しだけうれしい。
だけど彩愛さんは何度かけても電話に出てくれなかった。
折り返しかけてくれることもなかったので、留守電に伝言だけ残した。
返事はなかったし、だから今日来るという保証もなかった。
そもそも嫌いだと目の前で暴言を言い放った私と会ってくれるのか疑問だ。
私なら初対面で大っ嫌い発言をする人間にわざわざ会おうなんて思わない。
それでも、湊という存在を間にはさめば会えるのではないかと思う。
会って、どうするかなんて特に決めていない。
来てくれる期待半分と、
来ないかもしれない不安半分。
そんな気持ちを携えて私は今日、駅前でずっと待っている。