先輩。

ちゃっかり斗馬先輩側にあたしが来るように座った夏菜は、耕助先輩から何かを悟ったように真顔になった。



一希先輩から事情を聞いた夏菜までも、泣きそうになってる。




みんな辛そう。


慎矢先輩も、こんな風に泣いたのだろうか。


そう思うと、あたしだけ笑ってちゃいけない気がした。
< 85 / 131 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop