前を見すえて
煌が姫美を支えようと
手を出したとき…



煌もバランスを失って…

ドンっ




「……!!」


二人の唇は重なっていた
しばらく固まって離れない


「っ…」

ようやく我に返って
離れた二人…


でも見つめ合ったまま…


二人がキスしたのはちょうどてっぺん…


ここでキスしたものは永遠に結ばれるという――――――――

二人は座席ではなく
足場のところに座り込んでいた


なので
外からは二人のスガタをみることができない





「煌…っ?」



煌がもう一度近寄ってくる
そして姫美の頭に手をまわすと
そっと引き寄せた…



「こっ…」
「黙って………」



そして重なった





「ん…」



何が起こっているのか
姫美は少しも分からなかった


ただ、分かるのはキスしているということだけ…




ゆっくりと離れる…唇









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