朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

「隆太君はー?」

桃君は、キッチンで人参やら玉ねぎなどを切っている隆太君に聞く。

「俺?俺は、21歳だよ」

「あー。なんか、解るわ。大人っちゅうイメージがあるからな」 

「どんなイメージなんだ………」

新太の言葉に、隆太君は苦笑いをする。

でも、新太の言っていることも解るかも……。

「さぁ、ご飯が出来たよ」

っと、隆太君は何かを乗せたお皿を持ってくる。

「わぁ!オムレツだ!」

そこには、オムレツやサラダ、スープ……など色々な食べ物がのっていた。

「おいしそー!隆太君って、料理上手なんだねー!」

私は、頬を緩ませながら隆太君を見た。

「ハハッ。昔からやってるからね。」

隆太君は、ゆっくりと、優しい笑みを見せた。

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