朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

こうして、私達の監禁は終ったのだ──────。

*咲良sideend*

**

*佐久真side*

俺達は、監禁していた場所を出て警察へととぼとぼと歩く。

「良かったのか。」

俺は、亜美を見つめる。

「……何、が。」

亜美は、こちらを見ずに顔を伏せて声を震わせている。

「もう少し、いても良かっただろ。」

「……少しでも、長く居続けると離れたくなくなるから……。」

ポタポタと、涙を流している亜美。

まぁ、そうだな。

「今は、“俺達の宝”だ。

約束もあるけど、咲良は俺達の宝なんだ。」

俺は、泣かないように空を見た。

「っ、あぁ……。」

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