朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

「咲良、好き。愛してる。」

そう、ストレートに気持ちを伝えてきた隆太。

「え……。」

と、共に店員さんが珈琲とカフェラテを持ってきた。

温かい珈琲には、湯気がたっている。

カフェラテには、真っ白な泡がたって美味しそう。

だけど、飲む気にはなれない。

「言葉は、時に人を幸せにして。

時に、絶望へ追い込む。

……俺は、これから幸せにする“言葉”を使いたい。

咲良、俺と付き合って。」

……あぁ、隆太ならもう出来てるよ。

「ありがとう、隆太。

だけど、ごめんなさい。

私、隆太とは、お付き合いできない……。」

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