朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

顔を伏せているが、耳が真っ赤。

……可愛い……、なんて思っている。

「大翔……、ありがとう……。

だけど、ごめんなさい……。」

私は、大翔を見つめる。

何だか、顔を合わすのが気まずいけど伏せちゃ駄目だと思うから。

ずっと、見つめておく。

「…ん。ありがとな、咲良。

それ、聴けただけでじゅーぶんだ。」

そう、少し切なそうに。

でも、無邪気に笑う大翔が綺麗だと思った。

(お前の好きな奴がお前を泣かせたら本気で奪いにいく。)

*咲良sideend*

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