朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

鳥肌が全身に駆け巡る。

電気が、身体中に走る。

………なんだろう、これ。

凄く………ゾクゾクする。

そうして、聴いている内に、いつの間にか終わっていた曲。

「す、凄かったよ……。」

「本当?ありがとっ!」

と、また無邪気に笑う桃。

でも、その笑顔は何だかぎこちない。

「……桃、無理……しなくて良いのに。」

私は、桃を見つめる。

桃は、自分をせせら笑うかの様に。

ニッコリ笑った。

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