朝、起きたら5人の男の子と一緒に監禁されてました。

***

「眠い……」

すっかり大雅も元気になりソファーに座りテレビを見ている。

今は、朝。

俺は、朝ご飯を食べ終わり食器を洗っている。

小さい頃から、親が共働きだから家事をするのは決まって僕だった。

最初は、失敗ばかりして無駄に食材を使いすぎていた。

だけど、それは慣れるもので。

小学6年生にもなれば、一通りはできていた。

学校でも、家庭科だけがいつも良かった。

全部“5”とか“A”とか“完璧”だった。

だけど、それが“駄目”だった。

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