裏ヤン先生に愛されます


そんなこんなで、1日が過ぎて。

一応、センセーからのお説教を受けました。

(サボったって意味で)

家に帰ろうとしたとき、センセーに呼び止められた。

(2人きりの教室って何かドキドキする…)

「あいら。ここ来いよ」

センセーの膝をぽんっと叩いた。

「えぇ」

「拒否権あんの?彼女のクセに」

「今のセンセー。タチ悪いよ…」

「ごちゃごちゃ言わねぇで、ほら」

ぐいっと腕を引っ張られる。センセーのお膝の上に座ると、やっぱり落ち着いた。

「…あいら。温かい」

「まだ…春先ですからねぇ…」

「もうそろそろ夏か」

「センセー、海とか行きたい」

「お前とだったら、どこでもいいよ」

「センセー、好き」

「知ってる」


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