裏ヤン先生に愛されます
「奏平っ、今日から3年生だよ!」
あたしは起きてすぐに奏平の家に行った。
「そうやんな、はよ支度せな」
急ぐ奏平にあわせてあたしも手伝う。
(センセーの結婚まで、後1年をきった…)
切なさの過ぎる、高校3年生となっていた。
あの、麻綾さんの家に伺ってもう2年。
彼女とは頻繁にメールをしている。
今カレと、上手くいっているらしく、残りの恋人時間を楽しんでいるらしい。
あたしもセンセーといっぱい時間を過ごした。
これ以上ないってくらいに。
「去年は同じクラスになれてよかったわ。だけど今年はどうなんやろ」
「なれるよ、きっと」
「せやな」
類や、虎安クンとは去年は他クラスでまだ1度もなっていない。
「今年は皆そろいたいね」