裏ヤン先生に愛されます
「…センセー」
ぎゅっと服を掴んで、キスをした。
あたしからするのって、初めてかも。
「これで機嫌直ると思ったら、大間違いだ。
今回限りだぞ」
あたしは大人しく頷いた。
センセーってこう見ると、結構嫉妬深いのかも。
「…お仕置きだ。今日家に来い。そんで泊まれ」
「はい…?」
「ほら、メール」
あたしのポッケに手を突っ込んで、横暴に渡してきた。
「…何もしないでね?」
「変態だな。しねぇーよ、バァカ」
「…」
奏平にメールしといた。真希の家に泊まると。
センセーって言ったら、あのお説教が終わらない。