あなたに送ったものでした
スタジオに行きたいとのことだったけど、夜さんはすでにスタジオに連絡してくれていたらしい。
でも予約が取れなかったみたいだ。
「でもせっかく秋葉原なんだから、家電屋に電子ピアノがあるかも」
そう夜さんに言われ、私たちは駅の隣りにある大きな家電屋に向かった。
エスカレーターで電子楽器がある階まで辿り着き、夜さんの後に続いて歩く。
途中にゲームコーナーが目に入る。
夜さんはこういうの、しないんだろうな...そう思った矢先、
「うわ、PS3欲しーっ」夜さんが言った。
意外すぎる。
「夜さんてゲームするんですか?」
「めっちゃやるよ?PS派だけどね」
「うわー、私もかなりやるんですよ。PSも任天堂もいけます!」
夜さんがゲームをやるなんて、ちょっと嬉しい。
また後でゆっくりゲームの話をしよう。
歩いていくと隅のほうに電子楽器のコーナーがあった。
一番場所を取っているのが電子ピアノで、所狭しと様々なメーカーの物が並ぶ。
「おー、よかった!あったね~」
「そうですねー!」
「じゃ早速、何か弾いてみてよ」
う゛...
困った。
わかっていたことだけど、何を弾いていいかわからない。
私は固まってしまった。
どうしよう?
「じゃあさ、さっきの2曲目弾いてもらえるかな?」
夜さんが気を利かせてくれた。
「わかりました!伴奏とメロディー付きはどっちがいいですか?」
「伴奏でいいよ」
お店の中で弾くなんて気が引けたけど、精一杯やるしかない。
もしも夜さんに断られたとしても、後悔はしたくないから。
私は気合いを入れて手を構えた。
特にミスなく最後まで弾けたけど、緊張して指が少しもつれてしまった。
あちゃー、と思った。
夜さんを失望させてしまったかもしれない。
でも予約が取れなかったみたいだ。
「でもせっかく秋葉原なんだから、家電屋に電子ピアノがあるかも」
そう夜さんに言われ、私たちは駅の隣りにある大きな家電屋に向かった。
エスカレーターで電子楽器がある階まで辿り着き、夜さんの後に続いて歩く。
途中にゲームコーナーが目に入る。
夜さんはこういうの、しないんだろうな...そう思った矢先、
「うわ、PS3欲しーっ」夜さんが言った。
意外すぎる。
「夜さんてゲームするんですか?」
「めっちゃやるよ?PS派だけどね」
「うわー、私もかなりやるんですよ。PSも任天堂もいけます!」
夜さんがゲームをやるなんて、ちょっと嬉しい。
また後でゆっくりゲームの話をしよう。
歩いていくと隅のほうに電子楽器のコーナーがあった。
一番場所を取っているのが電子ピアノで、所狭しと様々なメーカーの物が並ぶ。
「おー、よかった!あったね~」
「そうですねー!」
「じゃ早速、何か弾いてみてよ」
う゛...
困った。
わかっていたことだけど、何を弾いていいかわからない。
私は固まってしまった。
どうしよう?
「じゃあさ、さっきの2曲目弾いてもらえるかな?」
夜さんが気を利かせてくれた。
「わかりました!伴奏とメロディー付きはどっちがいいですか?」
「伴奏でいいよ」
お店の中で弾くなんて気が引けたけど、精一杯やるしかない。
もしも夜さんに断られたとしても、後悔はしたくないから。
私は気合いを入れて手を構えた。
特にミスなく最後まで弾けたけど、緊張して指が少しもつれてしまった。
あちゃー、と思った。
夜さんを失望させてしまったかもしれない。