恋愛喫茶~大人の恋の在り方~番外編。
「どれどれ…あぁそれなら私が教えてあげましょうか?」
「えっ…いいよ。
自分でやるから」
教えて貰うなんて恥ずかしいし
「何、子供が遠慮してんのよ!?
ドンとお姉さんに任せなさい」
そう言い思いっきり俺の背中を叩いた。
(うっ…)
「私これでも頭いいんだから」
そう言いながらやや強引に勉強を教えてくれる。
確かに意外と教え方が上手い。
口だけじゃないようだ。
「ここの部分を足して…そこから」
俺に分かりやすく説明をしてくれてると
フワッと甘い香りがした。
(いい匂い…)
そう思いながらチラッと彼女の横顔を見ると綺麗だった。
心臓の鼓動が速くなって行くのが自分でも分かる。
そうしたら彼女と目が合う。
「分かった?」と彼女は、笑顔で訊ねてきた。