炎龍 × 蒼龍 = 禁断恋愛


もうあれから結構時間がたってて、

倉庫に戻ることにした。



駐輪場まで送ってくれるらしく、
甘えさせてもらった。


「…欐桜、これ」


「ん?…ネックレス?」


「今日で1年」


嘘でしょ…記念日だったの?


「ごめんなさい、私何も用意してなくって…だからまた会った時渡すね!」


「つけてやる」


隼人の首元には同じネックレスがあって、
嬉しかった。


「隼人、本当ありがとう。
大好きだよ」


「…気をつけろよ」


「うん、炎龍は負けない」


「…あぁ」


それから隼人と抱き締めあって、

お別れをした。




次に会うのはすぐだとも気がつかずに。



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