不器用な彼の愛し方《番外編完結》
もう少し寝よう。
そう思い布団を被り直した時、ガラガラと開く保健室の扉。
ゆっくりと開く扉に視線を送る。
そして扉を開けて入ってきた人と目が合う。
その儚い瞳に吸い込まれそうになる。
何度見ても、整いすぎたその容姿に思わず息を呑む。
「....斗真」
ポツリと呟く程度に落とした私の言葉を、斗真は拾ってくれたようで
「大丈夫か?」
いつか聞いたことのあるセリフ、見たことのある顔で私を心配してくれた。
「大丈夫。....斗真が私を運んでくれたの?」
私のそばに来た斗真に問いかける。
斗真は、私が寝ているベットの隅に腰を下ろし、言った。
「あぁ」