不器用な彼の愛し方《番外編完結》
ここまで喋り終えて、言葉に詰まった。
言っていいんだろうか。
この事を言えば斗真に迷惑がかかるのは間違いない。
そんな私を見かねた斗真が言った。
「.....全部はき出せ」
一見、脅し文句のように聞こえるけれど、斗真があまりにも優しい声で言うから私はまた口を開いた。
「うん.....、昨日殴られたのは、私が斗真を家に呼べないって言ったから。
ごめんね、斗真....っ。
斗真に家まで送ってもらった日、それをお姉ちゃんに見られてて。
斗真を気に入ったお姉ちゃんが前々から斗真を家に呼べって言ってたの....」
そう言って斗真を見ると、何か考え込んだ様子で斗真がうなづいた。
「....そういうことか。わかった」