不器用な彼の愛し方《番外編完結》
せっかくさっきまで幸せな時間に浸っていたというのに一人になった途端これだ。
…ダメだな。
ちゃんと一人で生きていけるようにならなくちゃいけないのに。
考えなくてもいいことをあれこれ考えていたら頭が痛くなってきた。
若干目眩がする。
のぼせた、のかな。
そろそろ出よう。
湯船から出て立ち上がると、ぼーっとして視界が定まらないうえに足がおぼつかない。
何とかお風呂場から出てタオルを体に巻きつける。
でも巻き終えた瞬間に体が傾いていって"ドン"という音が響いた。