黒色感情。
明日も、またその明日も私は弱いまま…。

強くなりたぃ…。

私は叶わない願いを必死に心の中で無意味に願い続けた…。

本当に意味ないのにね…。





歩いていく内に交差点が私の目に映りはじめてきた。

ここを真っ直ぐ帰れば私の家に着く…はず。






交差点を渡ろうとした……



……が。








…気がつけば、目の前の信号が赤色に光っていたので無意識に足を止めた。







……ぁれ?こんな所に交差点なんてあったっけ?




と思いつつも、あるものはあるのだから深く考えても仕方ない。


























そうして数分経っただろうか…。






交差点の信号は赤色のまま。

一向に青色になる様子がなぃ…。



信号の意味ねぇぢゃん…。


私は信号にまでバカにされている錯覚を覚え、苛立ちを隠せずにいた。


周りには人の通る気配もしないし…車も通る様子もない…。





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