黒色感情。

「はぁ…なんで美化委員ごときで…。
こんな時間まで委員の仕事させるとかマヂで有り得ないんだけどッ…。」

あの後の放課後、私は美化委員の仕事を引き継いで行ってきたのだ。


そのせいで時計の針は優々と8を越した所を差している。


はぁ…。


またお母さんに嫌み言われるの嫌だなぁ…。

私はとぼとぼと学校に背を向けて自分の家へと向かう。


いつもの帰り道だと、もっと遅くなるょ…。


…今日ぐらい近道して帰ってもいいかなッ…。




普段は人気がないから通らないようにしている道だが、私は引きずり込まれるように歩いていく…。






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