サッカー王子と同居中!
「お前のサッカーに対する努力はちゃんと認めてる。
お前をピッチで必要としているやつだっている。
だから試合に合わせて急いで元に戻ろうとしなくていい。
自分のペースで元に戻れ。そしてもっと成長しろ」
「はいっ!」
相ケ瀬くんは深く礼をして、ピッチに向かって歩いていった。
「アイツのサッカー馬鹿にはついていけないな」
間宮先生は相ケ瀬くんの背中を眺めながらははっと笑っている。
良かった。大事をとって3週間様子をみたけど、やっと今日からサッカーできるんだね。
ようやくあたしの心の中のモヤモヤも晴れた気がする。
これで相ケ瀬くんとの関係も修復できるといいな。
「やっと戻ってきたな。でもそれとこれは別だから」
「また何かするつもりだろ?」
「相ケ瀬にひかるちゃんのこと奪うなんて言わないよ?」
安心したあたしのそばでこんな会話をされてたなんて知らずに。