サッカー王子と同居中!
キックオフ。
長いホイッスルの音ともに準決勝の試合が始まった。
「蒼高がんばれー!」
「絶対決勝残れよー!」
うちの学校は準決勝から全校応援になるから、予定がない人すべては今日来ることになってる。
だから今日は歓声がいつもよりもいっぱい聞こえてくる。
そして会場には先に終わったもう1つの準決勝の試合からそのまま残ってる観客も多くてほぼ満員だった。
一方、ベンチの部員たちは応援をしたり、いつ試合に出るか分からないためピッチの外で足を動かしてアップをしている。
ピッチでは両者一歩も譲らない戦いが繰り広げられていて、ボールがゴールまで行かずに両側のピッチを行き来しているような感じだ。
ゴールに近づいて有利になると、ボールを奪い返してのエンドレス。
だけど、大塚くんがノーマークだった早川先輩にパスを回そうとした時、それに気づいた相手校の選手が横から出てきて
ボールを奪うとすぐに一気に自分のゴールに向かって走り出した。