サッカー王子と同居中!
「相ケ瀬くんもね!」
バレてしまう可能性があるのはあたしだけじゃなくて、相ケ瀬くんだって何かの拍子であるかもしれないのに
あたしだけって決めつけられてるのが納得いかなくてついついそんな言い方をしてしまった。
「俺はありえないから。そんな抜けたりとかしねぇし」
今後の自分のサッカーが懸ってるからとボソッと相ケ瀬くんは言っていた。
「じゃあ、そんなにバレない自信あるんだったらあたしが何かドジってバレそうになったら
相ケ瀬くんはフォローしてくれる?」
あたしからポロっとそんな言葉が零れた。
自分のサッカーのためだったらちょっとくらい……。
「嫌だね、そんなの自分のドジなんだから自分でどうにかしろよ」