サッカー王子と同居中!




はぁーっと相ケ瀬くんはあたしの前で盛大に溜め息を吐く。



「もういい。あんたがこれからどうなろうと別にあんたの勝手だけど……。



はっきり言って、立花が部長のことを話してると急に甲高い声になるから耳に障ってイライラするし



今日みたいにリフティング練習してそれしか見えなくなって、他のことに目が行かなくなると本当に迷惑」



「そんな風に言わなくたって……」



相ケ瀬くんの言葉にむかついてもうそれ以上何も言えない。



「あー!言ったらスッキリした。明日も朝早いからもう出てって」



そして、ホットミルクなくても今だったら寝れそうだからと言われて返されてしまった。



ムカムカが今度はあたしに降り積もってくる。



相ケ瀬くんとは何年一緒に暮らしたって気が合う日なんて来ないと思う。絶対絶対にね!!!



あたしはさっきの相ケ瀬くんみたいにドアを勢いよくバタンッと閉めて部屋から出て行ったんだ。



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