ラブ・カクテル
見た目は「可愛い」より、綺麗が似合うようなお客様。


そんな女性がいつも言われているであろう言葉に、頬を赤らめる。


これは、男性人もイチコロだろうな。


「あたしは、綺麗じゃないよ~」


顔の近くで、手を振る。


そんな仕草でも、やっぱり大人な女性だなと思った。


「どうぞ」


そう言って、お客様の前にカクテルを差し出す。


でも、お客様は中々カクテルに手を付けようとしない。


ただ、懐かしそうにそのカクテルを眺めているだけ、、、


イメージしていた物と違ったのだろうか?


「あの、お気に召しませんでした?」

「ううん、違うの。彼のこと想ってたの」


お客様は、寂しそうに笑みを溢す。

< 197 / 580 >

この作品をシェア

pagetop