ラブ・カクテル
「ちょっ、理沙」


後ろから、大和の声が聞こえたが、あたしは立ち止まろうとはしない。


これ以上からからかわれるのは、ごめんだ。


「理沙って、、、」


__グイッ__


呼ばれたと思ったら、肩を掴まれる。


そして、後ろに引かれたことで仰け反りそうになる。


でも、転ぶことはなくて、、、


背中から、程よい体温が感じる。


「怒んなよ」


後ろから抱きしめられているせいで、大和の声がやけに耳に響く。


「怒ってない」


可愛げもなく、反抗してしまう。


道でこんな風に大胆に抱き合っているせいで、さっきから通行人の人から変な目でチラチラと見られる。

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